凝った道具はいいから、とりあえずテントで1泊するために、最低限必要なものが知りたい!
まったくなにも知識がなく、キャンプ道具、キャンプギアと言われても全然わからない!
そんなビギナーのパパ・ママのために、やさしく解説します。
テントで1泊するために必要なものガイド
- テント
- テント内に敷くシート+寝心地をよくするマット
- 寝袋
- その他小物
一つずつ、詳しく解説していきます。
1. テント
まずは、基本中の基本、テントからです。野営(野宿)というスタイルもありますが、テントがあることで、大きく3つの利点があります。
外から見えないプライベート空間を作ることができる
着替えをしたり、授乳やオムツ替えをしたりするときに、丸見えでは困ります。はたまた人の目がないところでのんびりしたいときもあるでしょう。
テントは、アウトドアフィールドに、プライベート空間を作ってくれます。
蚊など虫から身を守る
小さな隙間はありますし、出入りのときに紛れ込みますので、完全にシャットアウトすることはできません。
それでも、無防備に野外に寝転んでいるよりは、はるかに身を守ることができます。
また、虫よけや殺虫剤を併用すれば、テント内ならばほぼ蚊に刺されない状態にすることもできます。
夜間の寒さや、急な雨などから身を守れる
テントは、薄布1枚または2枚ですので、外気温の影響は受けやすく、暖かいわけではありません。
ただ、風をかなり防ぐことができます。人の呼気や体温などでわずかながら暖まり、野外よりは寒さを軽減できます。夏でも、野外では、意外に冷え込むこともあります。
また、野外では、急な通り雨などがあったときに、テントの防水性能が頼りになります。
テントの選び方まとめ
- 全方位を完全に閉じることができること。海水浴やピクニックで使う簡易テントではNG
- 防水性能があること。耐水圧1500〜2000mmが安心
- 使用する人数におおむね合った大きさであること。1〜2人用、4〜6人用など、必ず記載されている
おすすめテントの例
特にこだわりがなければ、もっともコストパフォーマンスと信頼性のバランスがよい、コールマン製品をおすすめします。
【4〜6人対応 タフワイドドームⅤ/300 スタートパッケージ】
※グランドシートとテント内マットがセットになっています。定価68,970円(税込)で、実売価格40,000円前後であれば、非常にお買い得。この品質のテントを、この価格で入手できることはまずない、と思って大丈夫です。
【2〜3人対応 ツーリングドームエアー/LX+】
※ダークルームテクノロジーで、太陽光による気温上昇を低減。朝日を遮るので、明るくなっても安眠できると人気のシリーズです
2. テント内に敷くシート+寝心地をよくするマット(場合による)
テントの床は、防水性です。しかし、膝立ちになるなど一箇所に荷重がかかりすぎると、シートの厚みによっては、染みてしまうことがあります。そうなると、衣服や荷物が濡れてしまうことがあります。
また、薄い布ですので、そのままだと、硬い地面に直に寝ているのと変わりません。
そこで、テント内に、防水性があり、クッションの役割を果たしてくれる、シートを敷きます。
また、体質にもよるのですが、薄いシートだけでは、地面の硬さが気になり、安眠できないケースがあります。
睡眠不足は、キャンプの満足度低下に直結します。心配であれば、さらに寝心地をよくするエアーベッドや、コットの使用をおすすめします。
詳細は、以下記事をご覧ください。
3. 寝袋
布団です。テントで1泊するためには欠かせません。
真夏はタオルケットや毛布が1枚あれば眠れるケースもあります。しかし、春・秋にもキャンプをするなら、しっかりしたものがほしいところです。
選び方の詳細は、こちらで丁寧に解説しています。
4. その他小物
テントで1泊するなら、できればあったほうがいいだろう、という小物は、大きく2つです。
1つめは、枕。
なぜなら、子どもは、環境が変わると寝付けないことがあります。自宅で普段使用している枕を持ち込むと、安眠しやすくなります。
また、キャンプギアのレンタルには、枕は含まれていないケースがほとんどです。荷物を枕にするなどしてもいいですが、アウトドア用の携帯枕を購入してもいいでしょう。
2つめは、首から下げられるネックライトや、ヘッドライトです。
なぜなら、キャンプ場によっては、外灯がないケースがあります。もし外灯があっても、テント内まで昼のように明るい、というケースはほぼ無いでしょう。
たとえば、夜間に荷物の中から必要なものを探すには、ライトが必要です。
スマートフォンのLEDライトは便利ですが、片手が塞がってしまうのが難点。ライトを無くす心配がないという意味でも、ネックライトは非常に便利。安価で入手しやすいのもメリットです。