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レインウェアの選び方|雨の親子キャンプが劇的に楽しくなる!(ビニールの雨ガッパはNG)

キャンプやアウトドア活動で、絶対に欠かせない最重要アイテムの一つが、レインウェアです。

キャンプデビューがしたいなら、テントや寝袋よりも先に、まずは質の良いレインウェアの購入が最優先。

また、質の良いレインウェアは、キャンプはもちろん、各種アウトドア・アクティビティや、通勤・通学など日常使いでも、非常に快適で、おすすめです。

ビニールの雨ガッパ、ポンチョはアウトドアでは役に立たない

キャンプをはじめアウトドア活動で避けてほしいのが、Amazonや100均、ヨーカドー、イオンなどで安く購入できる、ビニール製(ポリエステルやPVC素材など)のポンチョやレインコート、雨ガッパです。

なぜなら、ビニール製では、内側の湿気・熱を、効率よく放出できないためです。

活動量の多いアウトドアでは、体温による結露や、自らの汗で、非常に不快です。

半日も着ていたら、雨に濡れるのと変わらないほどずぶ濡れになってしまいます。

要するに、ビニールの雨ガッパは、通勤や、通学でちょっと使うだけであれば問題ないのですが、アウトドアで活動するには不向きなのです。

天と地ほども違う、“防水透湿素材” のレインウェア

キャンプや、各種アウトドア・アクティビティに向いているのは、“防水透湿素材” のレインウェアです。

なぜなら、高い防水性能を持ちながら、内側からの湿気は透過して放出できる、高機能素材だからです。

着比べてみると、防水透湿素材の快適さは驚異的。ポリエステルやPVC素材などビニール製雨ガッパのときに感じる、まるでサウナスーツを着ているかのような不快感が、まったくありません。

“防水透湿素材” の例

最高級の防水透湿素材は、GORE-TEX(ゴアテックス)です。

ただし、文句なしの性能である分、非常に高価です。大人用レインウェアであれば、まず2〜3万円はすると考えたほうがいいでしょう。

その他、各社で独自に素材を開発しており、GORE-TEXに比べれば、かなり安価なものもあります。

【ポイント!】
レインウェアをインターネット検索で探す際は、
「素材名+レインウェア+メンズ or レディース or キッズ」
で検索すると良いでしょう。

例 : ドライテック レインウェア キッズ など

ポンチョではなく、上下セパレートのレインウェアを

レインウェアの形状は、ポンチョはNG。上着とズボンに分かれた、上下セパレートタイプを選んでください。

そうすれば、あまりに快適なので、子どもは、雨の中を駆け回ったり、タープから落ちてくる水滴に大はしゃぎしたり、全身を使って遊び回ります。

ポンチョでは、ほとんど意味がなく、服が濡れてしまいます。

逆に言えば、“防水透湿素材” の上下セパレートのレインウェアを着せておけば、たとえ雨でも、子どもたちはまるで気にせずに遊び続けます。

“防水透湿素材” のデメリットは価格

良いことずくめの “防水透湿素材” のレインウェア。しかしデメリットは、価格が高いことです。

しかも、子どもは成長が早いので、少し大きめのサイズを購入したとしても、使えて3年ちょっとでしょうか。

ついつい投資効率を考えてしまいますよね。でも、機能性の高さは文句の付けようがありません。キャンプやアウトドアで天候の心配をする必要がなくなります。

また、通勤や通学も、とても快適になり、日常使いでもおすすめです。

キッズ用レインウェア

気になる価格ですが、信頼できるアウトドア用品メーカーの一つとして、モンベルを例に取ると、

エントリークラスの「クレッパー Kid’s(90-120サイズ)」で¥7,700

ワンランク上の「レイントレッカー Kid’s(100-120サイズ)」で¥10,890

GORE-TEX製「レインダンサー ジャケット Kid’s(130-150サイズ)」+「レインダンサー パンツ Kid’s(130-150サイズ)」で¥29,700

となっています。

大人用レインウェア

大人向けは、ブリザテックのような、比較的安価な防水透湿素材から、

モノにより何倍もするケースもありますので、

まとめて購入できない場合は、まずは子ども用から揃えるほうがよいでしょう。

キャンプ、アウトドア活動でレインウェアが必須である4つの理由

1. 山間部の天気は変わりやすい

キャンプ場は、平野部から離れた、山間にあるケースが少なくありません。

山の天気は変わりやすく、たとえ晴れ予報でも、急な通り雨や夕立などがあり得えます。

2. 万が一の雨で何もできなくなってしまう

山間部でなくても、天気予報が外れるケースは、ままあります。

万が一の可能性でも、天候が崩れてしまうと、レインウェアなしでは、たくさんのことを諦めなければならなくなります。

良質なレインウェアは、かさばらず、小さく収納できます。常に荷物に含めておきたいところです。

3. 雨を凌げる場所がない

当然ながら、キャンプは、屋外での活動になります。

タープを設営すれば、その下では雨を避けられます。でも、風が強ければ雨が吹き込んできます。トイレや洗い物など、様々に移動もします。

子どもたちも、一箇所でジッとしているのは、飽きてしまうでしょう。

4. 傘では片手が塞がってしまう

傘のみでは、片手が塞がってしまいます。

日常生活ではデメリットには思えませんが、アウトドア活動では大きな支障があります。

テントやタープの設営・撤収はもちろん、調理をしたり、洗い物を運んだり……傘を差しながらでは、とてもできません。

著者プロフィール

寄金 佳一親子キャンプ.com編集長
一般社団法人asobi基地ユニバーシティ 代表理事/asobi基地・関東 アウトドア部 部長/Webメディアディレクター/コンスタントに年間30泊のキャンプを始め、アウトドアフィールドで年間100日近くを過ごす。ファミリー&子どもの引率経験は、のべ2,200名以上。二児の父。