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キャンプでの子どもの服装|考え方を徹底解説&おすすめアイテム紹介

家族旅行でも、日帰りのBBQでもなく、キャンプをするとなると、服装に悩みますよね。

キャンプでの子どもの服装について、考え方を解説します。

平均気温を調べる

まずは、暑さ・寒さのイメージを掴む必要があります。キャンプ場がある地域の、その時期の最高気温・最低気温の平均を、インターネット検索で調べます。

「地域名+過去の天気」などで検索するとよいでしょう。

あるいは、気象庁の過去の気象データ検索が役立ちます。

もちろん、天気状況によって上下動はあります。ただ30℃近くなるのか、20℃以下に冷え込みそうなのか、おおむね傾向は掴めるはずです。

キャンプ場の標高に注意

高原地帯や、山中など、標高の高い場所にあるキャンプ場の場合は、注意が必要です。

一般的に、標高が100m上がるごとに、気温が0.6℃下がると言われます。

たとえば、静岡県富士宮市にある、富士山の絶景が人気の「ふもとっぱらキャンプ場」は、標高830mの朝霧高原にあります。

平地と比べて、マイナス約5℃ということになります。こうなると、まったく違った服装の準備が必要になってきます。

気象庁のデータでは、観測地点の標高が明記されている

キャンプ場のある場所が、気象データの観測地点と比べて、どれくらい標高差があるのかは、必ずチェックしてください。

活動シーンはおおよそ3パターン

一口にキャンプと言っても、活動シーンはさまざま。

服装は、活動シーンごとに分けて考えるのがおすすめです。

①アクティブに動き回る日中

アクティブに動き回る日中は、最高気温をベースに考えます。

汗をかく前提で、速乾素材の下着に、気温に応じて、重ね着で調整するのがベストです。

虫刺され対策に長袖・長ズボン

虫刺されが気になる場合は、虫よけを活用するか、真夏でも長袖・長ズボンを着用します。


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長袖は、アウトドア系アパレルメーカーから、軽量で涼しい速乾素材のシャツが出ており、おすすめです。

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長ズボンは、薄手のものを選びましょう。あるいは、ショーツ+ラッシュガードタイツ、トレッキングタイツ等でも、代用できます。

モンベル 子ども用ショートパンツ一覧
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高品質なアイテムを選びたい方は、ISBJÖRN(イスビョン)「#280 TRAPPER PANT II KIDS」がとてもおすすめです。これ一本で水辺以外の大半のアウトドアシーンをカバーできます。

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②マイルドに楽しむ食事やお酒、夜の時間

食事の時間や、焚き火やお酒でのんびりする夜間は、活動量が減ります。

特に、夕方から夜に掛けて冷え込み、明け方はもっとも気温が下がる時間帯です。最低気温をベースに考えます。

基本は、重ね着で調整。風が強い場合に備えて、防風性の高いウインドブレーカーがあると、重宝します。

防風目的のアウターは、防水透湿素材のレインウェアでも代用できます。

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ダウンジャケットなど真冬用のアウターは、かさばるので、なるべくであれば避けたいですね。ただ、気温が10℃以下になる可能性がある春や、晩秋は、思い切って持ち込むのも選択肢です。


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③就寝時

夜になっても、子どもたちの遊びは終わらない!?

子どもは、パジャマに着替えたからと言って、すぐに眠ってくれるとは限らないのが、難しいところ。

パジャマで野外遊びをすれば、汚れてしまいます。古着等で代用するか、本当に眠気がMAXになってから着替えさせましょう。

また、下着さえ交換すれば、パジャマは不要という考え方もできます。

清潔なベッドではなく、野外活動用のシュラフで眠ります。こだわりがなければ、荷物を減らす意味でも、パジャマなしはアリです。

パジャマの代わりに、防寒の重ね着にも使える、ジャージやスウェットなどのほうが、一石二鳥であるケースが多いでしょう。

汚れてはいけない服は持ち込まない

子どもが、好奇心で目をキラキラさせているのに、

「服が汚れちゃうから、やめなさい」

は、親として、絶対に口にしたくない言葉。

子どもの遊び方は、大人の想定を越えるケースがあります。どんなにお洒落でキャンプにぴったりだと感じても、汚したくない服は、持ち込まないほうがいいでしょう。

汚れてもよいアウトドア用の服を用意するか、捨ててもよい古着等がおすすめです。

子どもにとっては、お洒落な格好をするよりも、「好きなことをしていいよ」と言ってもらえるほうが、ずっとずっと嬉しいはずですよ。

帰宅用の服は別にしておく

もう帰る日だからと、帰宅用のきれいな服を着せた。しかし、テントを撤収しているあいだに、泥だらけや、びしょ濡れに……。

「あんた、その服汚しちゃって、何を着て帰るの!!(怒)」

実は私の体験談ですが、つい衝動的に叱り飛ばしたくなってしまいますよね。

そこで我が家の場合、帰宅用の洋服は、キャンプ中の着替えとは別にしておきます。最後の最後まで着替えさせないようにしています。

近所に日帰り温泉施設があるなら、キャンプサイト撤収のあと、さっと汗を流してから着替えるのもいいですね。

著者プロフィール

寄金 佳一親子キャンプ.com編集長
一般社団法人asobi基地ユニバーシティ 代表理事/asobi基地・関東 アウトドア部 部長/Webメディアディレクター/コンスタントに年間30泊のキャンプを始め、アウトドアフィールドで年間100日近くを過ごす。ファミリー&子どもの引率経験は、のべ2,200名以上。二児の父。