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子連れキャンプを始めたい!キャンプスタイル7種徹底ガイド

子供と初めてのファミリー(家族)キャンプ、どんなスタイルがあるの?

リゾートホテルに宿泊するようなグランピングから、小さな子供連れに嬉しいお手軽キャンプ、本格的な親子キャンプまで、7種のキャンプスタイルのメリットとデメリットを徹底解説します。

1. グランピング

「森と星空のキャンプヴィレッジ」のグランピング

大型の豪華テント内に、ベッドや、お洒落な家具・調度品、電源まで備え付けられています。まるでリゾートホテルに滞在するかのように過ごすキャンプスタイルです。

秋〜春の気温の低い季節は、ホットカーペットなど暖房器具が付いているケースも珍しくありません。

食事は、レストランでの食事付きプランになっていたり、食材をはじめ一切の用具が付いたBBQプランになっていたり、施設・プランによって様々なので、よく調べてみてください。

メリット

自然をすぐ隣に感じながら、ホテルのような空間で過ごす体験ができます。非日常を味わえるのがメリットです。

デメリット

断トツで高額であるケースが多いことがデメリット。

同じ金額を支払うのであれば、リゾートホテルに泊まったほうがいい、というパパ・ママもいるかもしれません。

グランピング施設の例

ほか

2. コテージ、トレーラーハウスなど泊キャンプ

コテージ、バンガロー、トレーラーハウス(トレーラーキャビン)、ログキャビンなど、宿泊用の小屋(または類する室内)で寝泊まり炊事やBBQ、焚き火などを野外で行うキャンプスタイルです。

施設によっては、ハンモック付きであるケースもあります。

食事付きのプランもあります。が、完全に自炊のケースも少なくないため、よく調べておきましょう。

メリット

テント設営の手間がありません。子どもが小さかったり、イヤイヤ期で面倒を見るのが大変だったりする時期には、とても便利なスタイルです。

室内で眠るため、テント泊に比べれば環境の変化が小さく、キャンプ経験の少ない子でも眠りやすいでしょう。

また、もし雨風が強まっても、何の心配もいらないメリットもあります。

参考記事:キャンプは何歳からできる?デビューのベストタイミングは?

デメリット

テント泊に比べれば高額です。室内で過ごすため “キャンプしてる感” の乏しさがデメリットと言えます。

コテージ、トレーラーハウス等施設の例

ほか

3. 常設テント(手ぶらキャンププラン)泊キャンプ

津南キャンプ場(無印良品キャンプ場)の常設テントサイト(2ルームシェルター)

キャンプサイトにすでにテントが設営されています。キャンプに必要な道具もほぼ備え付けられ、ただ泊まりに行くだけのスタイルです。

食事や食材も付いているケースもあります。中にはBBQで火起こしまでしてくれるプランも存在します。

メリット

滞在中は正真正銘に王道のキャンプでありながら、キャンプでもっとも大変である、設営・撤収(プランによっては炊事の準備)の手間・労力が一切不要です。

「まず、キャンプの雰囲気を感じてみたい」

そんなファミリーには、パーフェクトなスタイルと言えます。

車がなかったり、キャンプ用具の保管場所がなく購入できなかったりする場合でも、本格キャンプを楽しめます。

デメリット

特にありません。

自前でキャンプするよりもお金はかかります。ただ、省ける手間を考えると、適正に感じられるケースが多いはずです。

常設テントのある施設の例

ほか

4. レンタルテント泊

「舞子高原オートキャンプ場」でレンタルできる、テントやタープ

原則として、キャンプ用品や食材を自前で用意します。テントのみキャンプ場でレンタルするスタイルです。

テントは、最も高額な買い物になりやすく、保管場所に困ったり、車の積載の問題があったりするため、レンタルは便利な選択肢と言えます。

キャンプ場によっては、寝袋や調理器具などもレンタルできます。

メリット

1年に1回程度しかキャンプをしないとすれば、テントを購入するよりも費用は安く済みます。メンテナンスの手間もありません。

そもそもテントは、多くのキャンプ場でレンタルできるため、購入の優先順位は低め。自分たちのスタイルにあったテントを見極めるには、ある程度の経験があったほうがよいことからも、有力な方法の一つです。

参考記事:後悔しないテント・タープの選び方 完全ガイド

デメリット

レンタル品は、使用頻度が高いため、傷んでいる場合があります。

5. 車中泊キャンプ

レンタルテント泊と同様に、キャンプ用品や食材は自前で用意。就寝のみマイカー内を寝床とするスタイルです。

車中泊用のエアーベッドを購入すれば、寝心地も必要十分にできます。

メリット

テント設営・撤収の手間がありません。同時に、もし風雨が強くても心配がいらない点がメリットです。

デメリット

最低限、足を伸ばして眠れるだけの広さが必要です。後部シートをフルフラットにできるミニバンや、ワゴン車が必要です。

足を伸ばして眠れない狭い車内では、しっかり睡眠が取れないほか、エコノミー症候群のリスクもありますので、絶対に避けましょう。

また、スペースが限られ、一般的なミニバンやワゴン車の場合、パパ・ママと幼児2人くらいまでが限界なのも、デメリットと言えるでしょう。

6. キャンピングカー泊

車中泊の派生で、キャンピングカーを拠点にするスタイルです。

後部にベッドがあったり、天井がポップアップしてテント風の空間になったりします。

また、大型のキャンピングカーでは、テーブルに椅子、キッチン(水場)、トイレほか、冷蔵庫や電子レンジなどの電化製品まで使用できるケースもあります。

メリット

フル装備のキャンピングカーであれば、車で乗り付けて、タープを設営するだけ。

手軽さでは、随一と言えます。

デメリット

キャンピングカーは実際に使用してみると、想像よりも空間の狭さを感じます。

大型のドームテント+タープや、2ルームテントのほうが、開放的で、ゆったりと過ごせると感じる人は、少なくないでしょう。

2ルームテントの一例:ウェザーマスター(R)ワイド2ルーム コクーンⅡ

また、キャンピングカーそのものが、購入するにせよ、レンタルするにせよ高額です。所持する場合は維持も大変なのも、デメリットと言えるでしょう。

7. マイテント泊

すべての道具を自前で用意するキャンプスタイルです。

必要な道具は、以下記事でまとめています。

参考:保存版 家族キャンプに必要な物リスト

メリット

自分たちの好きなデザイン、好きなスタイルでキャンプ用具を揃えて、キャンプを楽しめます。

また、一度キャンプ用具を揃えてしまえば、あとはリーズナブルな費用でキャンプを楽し1年に何度もキャンプに行くような場合には、もっともお金がかからず、気軽にキャンプに行けるメリットがあります。

デメリット

設営・撤収に手間が掛かります。所持するキャンプギアが増え、車の積載容量や、収納場所の問題が発生する可能性があります。

また、テントやタープはカビさせないように、メンテナンスが欠かせません。雨の中で撤収したら、帰ってから必ず乾燥させるなどの手間は、なかなか大変です。

著者プロフィール

寄金 佳一親子キャンプ.com編集長
一般社団法人asobi基地ユニバーシティ 代表理事/asobi基地・関東 アウトドア部 部長/Webメディアディレクター/コンスタントに年間30泊のキャンプを始め、アウトドアフィールドで年間100日近くを過ごす。ファミリー&子どもの引率経験は、のべ2,200名以上。二児の父。