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春・初夏・秋キャンプの防寒・寒さ対策まとめ【完全保存版】

年間200〜300名の親子をアウトドアに連れ出す「はじめての親子キャンプ教室」インストラクターが、肌寒い季節のテント泊の防寒・寒さ対策を、徹底解説。

寝袋の対応温度の見方や、防寒が充分でない場合の対策まで、まるごと紹介します。

快適で魅力たっぷり!春・初夏・秋キャンプ

キャンプは、真夏がハイシーズンのイメージがあります。が、実は、気候がよく晴天率の高い5月、台風シーズンが終った10月・11月あたりも、絶好のキャンプシーズンです。

なぜなら、真夏の湿気がなくなり快適ですし、羽虫が少なくなって、蚊にも刺されなくなります。

また秋の夜長は、最高の焚き火の時間でもあります。

地域や標高によっては寒すぎるケースも。防寒は必須

ただ、問題は、気候状況や、キャンプ場のある地域、標高によっては、寒すぎるケースがある事実です。

たとえば、

栃木県・那須高原の過去30年(1981〜2010)の気象データ

を見てみると、

平均気温は、5月12.6℃、10月11.4℃、11月6.1℃

最低気温の平均に至っては、5月7.6℃、10月7.4℃、11月1.9℃

と、日中はまだよいとしても、最も気温が下がる明け方には、寝袋に入っていても寒すぎて眠れない、という事態になります。

まずはキャンプ場選びで寒さを回避

春・秋でも、気候によっては海遊びもできる

例として挙げた、那須高原は、内陸で、標高も高く、気温は低めです。

春や初夏、秋にキャンプをするなら、まずは場所を選ぶことで、極端な寒さを回避できる可能性があります。

東日本で言えば、海が近い、伊豆や南房総をはじめ、関東以南の低地のキャンプ場が候補になります。

たとえば、千葉県・館山市の過去30年(1981〜2010)の気象データになると、

平均気温は5月18.1℃、10月18.1℃、11月13.3℃

最低気温の平均は、5月14.1℃、10月13.9℃、11月8.4℃

と、かなり過ごしやすくなるのがわかります。

服装は防寒の要。最悪のケースを想定して準備

インターネット検索で、

「地域名+過去の天気」

などで調べて、最低気温がわかれば、おおよそ服装の検討はつくでしょう。

日中と夜間・明け方の寒暖差が大きい場合は、重ね着で対応。万が一に備えて、ダウンジャケットなど真冬用のアウターを持ち込むのも、選択肢です。

就寝時の防寒。寝袋の対応温度に注意!

工夫次第で春・秋も暖かく|フリースフットEZキャリースリーピングバッグ/C5 ×2、コンパクトインフレーターピローII ×2、デュラレスト™ エアーベッド(グランデ/クイーン)※いずれもコールマン

意外と盲点になりやすいのが、寝袋(シュラフ、スリーピングバッグ)です。

寝袋には、対応温度が設定されています。

Coleman(コールマン)であれば、

快適温度/一般的に男性よりも寒さを感じやすい女性が、快適に眠れる温度

使用可能温度/男性が寝袋の中で丸くなって8時間眠ることができる温度

mont-bell(モンベル)であれば、

コンフォート温度/一般的に代謝が低く、寒さに対する耐性が低い人が、リラックスした体勢で、寒さを感じることなく睡眠できるとされる温度

リミット温度/一般的に代謝が高く、寒さに対する耐性が高い人が、寝袋のなかで丸まった状態で、寒さを感じることなく睡眠できるとされる温度

といった具合です。

寝袋をすでに所持している、あるいは新しく購入しようとしている場合は、必ずチェックしてください。

また、レンタルの場合は、キャンプ場に問い合わせてみるとよいでしょう。

春や初夏、秋にキャンプをする場合は、快適温度またはコンフォート温度が、5℃はあると安心できます。

気温が氷点下になるようなケースでは、ビギナーにとってキャンプそのものが厳しくなります。0℃対応までは不要なケースが多いはずです。

寝袋の対応温度が不充分だったら、どう防寒すればいい?

寝袋の快適温度や、コンフォート温度をチェックした結果、不充分だった場合には、主に3つの対策があります。

1. 真冬用のアウターを着て眠る

まずは、服装での対策です。

キャンプでは、そもそもパジャマは機能的ではないため、特にこだわりがなければ、荷物を減らす意味でも、不要です。

かわりに、しっかり重ね着をして、セーターやフリースなどで、保温します。

さらに、10℃以下になる可能性が高い場合は、スキーウェアの上下や、真冬用のダウンジャケットを着て眠れば、寒さを凌げます。

2. アウトドア用ブランケットを寝袋の上にかけて防寒

事前に用意できる場合は、アウトドア用ブランケットを入手しましょう。化繊の中綿を使用していて、コンパクトに収納できるものがベスト。

以前は、性能が良くても値が張るものばかりでしたが、現在はiClimbよりわずか3,000円台で購入できる、抜群のアイテムが登場しています。

ダブルサイズで親子で一緒に掛けられる大きさながら、収納時は26×19×8cmと非常にコンパクト。重さも450gにおさえられています。

これさえあれば、氷点下にならない限りは安心してキャンプができます。

なお、車の場合は、自宅から毛布などを持ち込む方法もあります。荷物を増やせない場合は、キャンプ場で寝袋を追加レンタルするなどして、掛け布団の代わりにする代替案もあります。

3. 災害用エマージェーンシーシートで防寒

荷物としてかさばらず、効果も高く、さらに安価なのが、災害用のエマージェンシーシートです。

とても薄く軽量ですが、体が放射する熱の90%を保持できる保温性があります。

実際、とても暖かく、寝袋の上から掛けることで、対応温度に満たない寝袋でも、春・秋に使用できるようになります。

なお、蛇足ですが、災害用に自宅に常備しておいても重宝します。仮にキャンプで使わなかったとしても、購入する価値はあります。

4. 湯たんぽで足元を温める

湯たんぽは安価ですし、やかんと火器(バーナーや焚き火など)でお湯を沸かせれば、キャンプでも簡単に用意できるのが利点。

ホッカイロなどは低温やけどの危険があり就寝には使えませんが、湯たんぽなら温度調整さえしっかりすれば安心です。

明け方にはお湯が冷えてしまいますが、少なくとも寝入るときに足元を温められるのはいいですよね。

昔ながらの鉄(トタン)製もいいですが、キャンプで荷物を最小限にしたい事情を考えると、ゴム(PVC素材)製の湯たんぽのほうが使い勝手はいいでしょう。

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防寒の盲点になりがち。マットも忘れずに

キャンプでの就寝時、気温の低下もさることながら、地冷えも意外と無視できません。

薄いマットでは、地面から伝わってくる冷気で体が冷えてしまいます。

キャンプ用マットの選び方は、以下記事にて詳しく解説しています。参考にしてください。

キャンプ用マットの5つの選択肢&選び方

著者プロフィール

寄金 佳一親子キャンプ.com編集長
一般社団法人asobi基地ユニバーシティ 代表理事/asobi基地・関東 アウトドア部 部長/Webメディアディレクター/コンスタントに年間30泊のキャンプを始め、アウトドアフィールドで年間100日近くを過ごす。ファミリー&子どもの引率経験は、のべ2,200名以上。二児の父。