ルーを使わないハヤシライスは、定番の洋食の味付けで、子どもが大好きな人気メニュー。
市販のルーを使ったカレーやハヤシは、冷えて固まると、洗い物が大変。自宅のキッチンでも難儀するのに、お湯が出ないケースが大半であるキャンプ場の水場では、なおさらです。
ルーを使わないハヤシライスなら、市販のルーや、小麦粉を一切使わないため、洗い物が断然楽。野菜の水分だけで煮込んでいくお手軽さ。あまり野菜も活用でき、一石三鳥です。
レシピ、作り方、手順を、写真付きで徹底紹介します。
所要時間:30分
ルーを使わないハヤシライスに必要な食材・調味料
- 豚ひき肉
- キャベツ
- にんじん
- ミックスビーンズ
- その他あまり野菜
- カットトマト(缶)
- コンソメ
- ケチャップ
- ウスターソース
ルーを使わないハヤシライスの作り方・手順
1. お米を炊く
まずは、肝心の炊飯の準備から。
お米を研ぎ(あるいは無洗米を利用)、水加減をして、最低15分、できれば30分はおいてから、火に掛けます。
炊飯は、はんごうよりも、ライスクッカーがおすすめ。
火加減が楽なツーバーナーを使えば、ほとんどストレスなく炊きあがります。
火加減は中弱火で一定
特にこだわりがなければ、火加減は、中弱火で一定で、何の問題もありません。
きちんと美味しく炊きあがります。
炊飯のコツは水蒸気と煙の判別
最初は、ライスクッカーから水蒸気が吹き上がります。
次第に水蒸気の量が減っていき、底が焦げ始めると、煙に変わります。
水蒸気と煙は、色(煙のほうが濃い)と、においで判別できます。
香ばしいにおいがしたら火を止めるくらいにすると、底にうっすらお焦げができて、おすすめです。
心配なら蓋を取って確認
心配なら、蓋を取って中を確認(必要に応じて味見)してみてください。
和食料理店の板前ではないので、蒸らし時間がどうの、蓋を取ったらどうの、と難しく考える必要はありません。
途中で蓋を取っても、しっかり炊きあがりますので、ご心配なく。
2. 食材をカットする
炊飯と同時進行で、キャベツ、にんじん、あまり野菜をカットしていきます。
カットの大きさは、ミネストローネをイメージするのがベスト。
にんじんは、あまり大きめだと火の通りが悪くなるので、細かめを意識するのがおすすめです。
カットしたら、どんどん鍋に入れていきましょう。
3. 豚ひき肉、ミックスビーンズ、カットトマトと一緒に煮込む
豚ひき肉をフライパンで炒めます。
カットした野菜が入っている鍋に、
- 炒めた豚ひき肉
- ミックスビーンズ
- カットトマト
- コンソメ
を加えて、火に掛けます。
よほど大量でない限り、水を加える必要はありません。
カットトマトと、キャベツの水分だけで、ぐつぐつ煮込んでいくことができます。
4. 味付け
最もかたい野菜に火が通ったら(今回の場合はにんじん)、味付けに入ります。
調味料は、ケチャップとウスターソース。
塩分が足りなければ、塩を少量ずつ加えてください。
コンソメ、ケチャップ、ソースの組み合わせは、定番の洋食の味。
大きな肉もないので、小さな子どもでも食べやすく、大人気です。
ルーを使わないハヤシライスの調理に使用した機材等
ライスクッカーで炊飯、鍋でハヤシライスを調理
炊飯に使用したツーバーナーの同型品