キャンプの朝、珈琲豆を挽いて、薫り豊かなドリップコーヒーを淹れる。
そんな贅沢をするための、お手軽で便利なおすすめアイテムを、まとめて紹介します。
また、コーヒーを、ペーパーフィルターで淹れた場合と、ステンレスフィルター（ペーパーレス）で淹れた場合の、味と見た目の違いも、徹底解説します。
コーヒーハンドドリップセット｜コールマン
- 万が一、子どもが落としてしまっても割れないTritan（コポリエステル樹脂）製のカラフェ
- ペーパーレスで淹れられるステンレスフィルター
- ドリップ後のフィルターを一時的に置いておくためのホルダー
- 収納ケース
が、コンパクトにまとまり、アウトドアで抜群の利便性を持つ、コールマンのコーヒーハンドドリップセット。
とても軽量で、荷物にならないメリットが一つ。
収納ケースにひとまとめにしておけます。荷物が乱雑になりがちなキャンプにおいて、パーツがあちこにちいってしまう心配もありません。
また、親子キャンプの場合、子どもが倒したり、落としたりしてしまう心配があります。しかし、カラフェはガラス製でなく、耐熱のコポリエステル樹脂製で、割れないので、安心できます。
ステンレス製のフィルターは、ペーパーフィルターを使用しても、使用しなくても、どちらでもドリップできます。
ペーパーレスの場合、マイクロミルはそのまま透過され、コーヒーの底に溜まります。しかし、粉っぽくて飲めないということはありません。
※粗挽きにしても、大なり小なりマイクロミル（粉砕された細かいミル）は発生します
※粉っぽすぎると感じる場合は、珈琲ミルの性能が低い可能性があります。あるいは、刃が劣化していて、均一に挽けていない（＝マイクロミルが多く発生している）可能性があります
ペーパーフィルター vs ペーパーレス 味の違いは？
同じドリップコーヒーでも、ペーパーフィルターを使用した場合と、使用しない場合（ステンレスフィルターのみ）では、味わいはもちろん、見た目もまったく変わります。
違いは、コーヒーが元来持っている油脂成分が、取り除かれるか、そのまま抽出されるかです。
ペーパーフィルターを使用した場合は、油脂成分の大半が取り除かれるため、非常にスッキリと、透明感のある見た目になります。
飲むと、珈琲豆の特徴（苦み、酸味）が、ダイレクトに感じられます。
口に含んでからの、味の移り変わりも、はっきりとした印象になります。
一方、ステンレスフィルターのみで淹れた場合は、液体の表面に、テカテカと、薄い膜が張ったように見えます。油脂成分がそのまま抽出されるためです。
苦みや酸味が丸みを帯び、味の移り変わりも、とてもスムースに感じられます。
どちらが良い・悪いではなく、完全に好みの問題となります。ぜひ飲み比べてみてください。
手挽きコーヒーミル
珈琲豆を粉にするミルは、キャンプにおいては軽量コンパクトさが命。
また、高規格キャンプ場を除き、電源を使用できないケースが多いため、手挽きのものを選ぶほうがベターです。
手挽きコーヒーミル KH-3｜カリタ
パパ・ママ2人だけしかコーヒーを飲まないのであれば、カリタのKH-3がおすすめ。
必要最小限のサイズと、とてもリーズナブルな価格が魅力です。
手挽き コーヒーミル セラミック スケルトン ブラック MSCS-2B｜ハリオ
グループキャンプで、4〜5人またはそれ以上の分量のコーヒーを淹れる場合は、容量の大きいハリオのMSCS-2Bがおすすめ。
1回で100g近い豆を粉にできます。コールマンの「コーヒーハンドドリップセット」のカラフェいっぱい（約6杯分）のコーヒーを淹れられます。
直火に掛けられるキャンプ用やかん
コーヒーを淹れるために、お湯を沸かす必要があります。
2バーナーなどコンロを使用する場合は、やかんは家庭用でも問題ありません。
しかし、直火に掛ける場合は不向きです。取っ手がプラスチックや樹脂、木製であることが多く、焦げてしまうためです。
ここでは、直火に掛けられる、キャンプ・アウトドア用のやかんを紹介します。
キャンプケトル｜ユニフレーム
容量約1.6Lの、ステンレス製のやかんです。
焚き火で高火力に晒しても、まったく問題ない耐久性があります。
注ぎ口には蓋が付いており、灰や砂埃などの混入を防げます。
蓋は完全に取り外し、分割できる仕様です。
ファイアープレイスケトル｜コールマン
ほぼ同サイズ・同素材で、コールマンからも「ファイアープレイスケトル」が販売されています。
ユニフレーム「キャンプケトル」との違いは、2つ。
- 蓋に留め金付き（分割できない）
- 注ぎ口の蓋の形状
性能の差はまったくない、と言っていいでしょう。
ただし、注ぎ口の蓋の形状の違いは、やや注意が必要です。
基本的に、注ぎ口に蓋がついているタイプのやかんは、少量を注ぐのが苦手。水圧で蓋を開ける仕組みになっているためです。
特にコールマン製は、蓋のフチに液体が引っ掛かり、散乱してしまうケースがあります。わずかな蓋の形状の違いですが、注意してください。
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