「キャンプを楽しむコツは、とっておきのお酒を持ってくること!」
新鮮な空気、焚き火、バーベキュー、ローストビーフ、ダッチオーブン料理、煮込み料理……etc.
キャンプには、お酒を美味しくする要素が満載です。
せっかくだから、発泡酒や缶チューハイのように、酔うことが目的のお酒ではなく、料理を美味しくしたり、焚き火の時間を素敵にしたりする、味わい深いお酒を用意したいですね。
年間30泊前後はキャンプをする私が、キャンプに最適だと思うお酒を、7つ厳選紹介します。
ローストビーフ、ラムラックに最適「ロゴダジ アーティス」
ワインの産地として、最古の一つであるブルガリアの赤ワイン。
フルボディで、深みのあるタンニン(渋み)と、複雑で濃厚な味わいが、肉料理を最高に引き立てます。
せっかくワインを持ってくるのなら、飲みやすいアルパカもいいですが、一本はこうしたしっかりしたワインを持ち込んで、みんなでシェアしたいですね。
いつも、炭火やスキレットで焼き付けたローストビーフを切り分けて、「ロゴダジ アーティス」を開けると、どちらもあっという間になくなってしまう人気です。
※その他「EAON de WINE」で購入ができます
アウトドア料理にベストマッチ「ローズマウント ブレンド シラーズ・カベルネ」
アウトドア料理全般を、なんでも美味しくしてしまう、フルーティかつリッチな赤ワイン。
渋み、苦み、エグ味といった、人によっては苦手に感じられる味わいが控えめ。
かわりに、果実感のある酸味と芳醇さ、そして後味に漂う、ほのかなミント(!)が、飲みやすさを際立たせています。
焼肉のタレなど、濃い味のソースにもあうので、BBQのお供に、特におすすめ。
真夏に爽快モヒート「バカルディ クラシック カクテルズ モヒート」
真夏のキャンプで、すっきりとしたお手軽カクテルが飲みたいときにおすすめなのが、モヒート。
- 炭酸水
- 氷
- ライム
- ミント
さえ、スーパーで買ってくれば、簡単にモヒートができます。
ミントの爽快感は真夏にぴったりですし、緑のミントの葉が、透明な液体に浸かっている様子は、見た目にも涼しげで、最高です。
森香るハイボール「白州」
国産ウイスキーのなかでも、炭酸で割って、ハイボールにするとひときわ輝くのが「白州」。
サントリーでは、「広大な森の中で育まれたシングルモルトウイスキー」だからと、森香るハイボールを謳っています。
実際、ストレートやロックとは、まったく違った性格になり、驚くほど。
炭酸飲料であるハイボールは、ちびちび飲むよりも、喉ごし良く流し込むことになります。雑味・エグ味を一切感じさせません。
口当たりはすっきりとしていながら、それでいてウイスキーの旨味が程よく感じられ、夏のキャンプでは最高の相棒になれるはずです。
番外編:ブレンデッドウイスキー 房総
千葉県初のクラフトウイスキーとして発売された「房総」。
どうせ安物でしょ?と侮るなかれ。常軌を逸した飲みやすさで、ふだんハイボールを飲まない人でも、美味しい美味しいとぐびぐび行けてしまい、翌日は二日酔いに!
仲間内では「房総」ならぬ「暴走」と恐れられるお酒です。どうぞお試しください(くれぐれも飲みすぎには注意を!)。
焚き火のお供にアイリッシュウイスキー「ジェムソン」
焚き火のお供に、キンキンに冷やしたビールも、もちろん最高です。
でも、あまり飲み過ぎると、お腹がいっぱいになり、トイレにも通うハメになってしまうので、私は蒸留酒を少量を口に含みながら、豊かな香りを楽しむほうが好きです。
慣れないと、強烈なアルコールに咳き込んでしまいます。刺激を感じながらも口に含んでいると、ウイスキーやバーボンの豊かな薫りと、深い甘みが、口の中に広がって、焚き火で木が燃える薫りと混じり合っていきます。
中でも、香り豊かで、どこまでもスムーズな味わいの、アイリッシュウイスキー「ジェムソン」は、自然の中で味わうのにおすすめの蒸留酒です。
本当は、国産ウイスキーで、竹鶴17年あたりもおすすめしたいところ。ここ数年で倍以上に値上がりしてしまい、なかなかどうして、気軽に手を出せる価格ではなくなってしまいました。
ワンランク上のラム酒の香りを楽しむ「ロン・サカパ」
“とっておきのお酒”
まさにこの言葉がぴったりな、極上のラム酒「ロン・サカパ」。
ラムというと、ジャマイカの「マイヤーズ ラム」をよく見かけます。しかしこれは、まったくの別物ですので、苦手……と思っていた人も、騙されたと思って、味わってみてください。
何と言っても、香り高さは特筆モノ。
焚き火の前に座って、タンブラーにそそいだ「ロン・サカパ」の香りをかいでいるだけで、幸せな気分になれてしまいます。
私自身、一緒にキャンプに行った方に教えてもらって存在を知りました。こうやってみんなに振る舞って「おっ、これは旨い!」と言ってもらえるお酒は、そうそうありません。
普段飲まない、とっておきのお酒を探しているなら、「ロン・サカパ」がおすすめです。
強烈な泡盛の芳香「瑞泉 古酒 43度」
徹底的に深酒をしたいなら、泡盛「瑞泉 古酒」で決まりです。
泡盛独特の匂いは、むせ返るほどに強烈。しかしロックにして、融けた氷の水分で薄まると、なんとも言われぬ甘みが出てきます。
お酒によって、酔い方がぜんぜん違いますが、深い酩酊を味わえるのが「瑞泉 古酒」。
飲めば飲むほど旨くなり、止まらなくなります。
調子に乗りすぎると、翌日に猛烈な二日酔いに悩まされることもあるので、気をつけてくださいね。